『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』 横田尚哉・著について
『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』 池谷裕二・著の書評です。15人分の書評が一括で見ることができます。
目次
『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』
1 タウン編
1 点字ブロックに見る顧客満足
2 街のカフェをファンクショナルに考える
3 ウォークマンが30年以上も売れている理由
4 生産効率を上げる通勤スタイルを考察する
2 オフィス編
1 「部長、ハンコください」って何?
2 社内規程は「誰のため」?
3 マニュアル地獄の社員たち
4 ロゴマークにはどんな意味がある?
5 「ホウレンソウ」は誰のため
3 プライベート編
1 活用しきれていない家電のファンクション
2 ファンクショナルではないリビングは要らない
3 資格取得マニアをタイプ分け
4 フェイスブックとツイッター
5 人がスポーツクラブに通う理由
4 パブリック編
1 不案内な案内図
2 学校教育と企業内人材開発
3 道路拡幅工事のジレンマ
4 河川改修からビジネスのヒントをつかむ
問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門
ロゴマークが悪いという指摘は正しくなく・・・
・ロゴマークが悪いという指摘は正しくなく、ロゴマークの持つ機能(ファン
クション)を果たせないという指摘が正しい。ロゴマークの持つべき期待され
る機能を果たすことが重要。たとえば、認識を早める等。
・形が欲しいのではなく、機能が欲しい。その機能が果たせればよい
・あまのじゃくはほめ言葉。そのような考え方が気づきを生むことができる
・機能を果たせているか。思考は一段階深いレベルに持ってゆく。
→よく「for what」が問われるが、率直にいえば、そしてわかりやすく言えば
、「なんの機能を果たすために」が正しい。つまり「What kind of function?
」や「What function?」がよりよい質問となる。
問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門
ちょっと面倒くさい思考法ですが・・・
ちょっと面倒くさい思考法ですが、その面倒くさい所以も、「慣れていないか
ら」に過ぎず、おそらく横田さんのように、毎日「機能」まで考える思考法に
なれば、それは自分のとっての「普段の思考」になると思います。普段の思考
が「機能まで瞬時に考えられる思考」になればいいなと思いました。明日から
、いや今日から思考を多少深めてみようかと。
問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門